2019年9月15日 (日)
2019年9月15日 (日) 愛知県豊橋市
1時から3時までツイッターをチェック(2時間も?)。
3時から4時半までうたた寝をしたあと、5:15出発。
さすがにまだ暗い。
昨日から感じているが、浜松にしても豊橋にしても、大都市にもかかわらず人が少ない。
誰にも会わない。
伝馬町交差点ですでに暑い。このあと、このブログでなんど「暑い」と書くのだろうか。
昨日逡巡した東八丁までは結構遠く、昨日の選択は正解だった。豊電が走っていることも気づかなかった。
6:18、札木停留場到着。豊電て路面電車だったのね。
昨日のシミュレーションで豊電を使った場合でも、ほぼ同着だったかな。
松葉公園で公衆トイレを使うが、浮浪者風の人がいて結構怖い。
やはり中心部に来るとどこでも同じ。
6:28、ポイント。これは絵通り。
逆光すみません。橋は架け替えられているのでこの際なかったことにしました。
広重は、ちょうど街道が堤防に上がったところのこの風景を描いたのでは?
豊橋を渡ると、しばらくは川沿いの道を歩く。
途中、道に面した部屋の障子がボロボロになっている家があり、よく見ると普通にヤギと人間が暮らしていた。
世の中いろいろある。
このあたりは、街道筋にコンビニが多いので安心。いつでも補給やトイレができる。
7時頃、豊橋の魚市場付近を通るが、日曜なので静か。
市場が開いていたら、おいしい朝食にありつけたのに残念。
さらにしばらく行くと、「子だが橋」の碑がある。
あまり旧所名跡に関心が薄い私だが、この「だが」に惹かれて碑に足を止め、解説板を読む。
「だが」というのは「だけれども」の意。
その昔、毎年ある日、最初にこの橋を通った者を村の生贄にする風習があり、迎えに行くと今年はわが子だった。
わが子「だけれども」仕方がない、ということで悲しんで生贄に捧げ、それからこの橋を「子だが橋」と呼びこの碑を設けたという。
感心していると、いきなりクラクションを鳴らされ、驚いて飛びのいてしまう。
確かに狭い道で、リュックを背負って横を向いて解説板を見ていると、1メートルぐらい車道をふさいでいたことになる。
(左が碑と説明板)
他のトウカイダーも書いておられたが、愛知県に入ると県道は狭くなる。
一方通行レベルの道幅でも相互通行になっていて、この先、凹地を見つけて避難し、車を行き過ごしてからまた歩き出すことになる。
それにしても、日曜の朝7時台にクラクションを鳴らしていかなければならないところってどこなんだろう?
この説明板を読もうと思ったら、どうやって読めばいいのだろ。
少し歩いたところの交差点から、右前方に大きな鳥居が見える。
おお!豊川稲荷か!と思うが、こんなに旧街道から近かったっけ?
わかります?
あとで調べると、五社稲荷社という全国でも有数の大きな鳥居を持つ寺社だった。
7:30、才野木南のファミリーマートで朝食。野菜ジュースと玉子サンド。
愛知県内に入って、道路幅とともに気になったのが、コンビニは圧倒的にファミマが多い。
サンチェーン、サークルK、サンクスなどを合併していった結果なのかもしれないが、ローソンやセブンはほぼ旧街道のような細い道や小さい集落には出店していない。
まだ8時だけれども日差しが強く、暑い。
白鳥の交差点で1号を横断し、田んぼに入ったところでずいぶん迷ってしまった。
ガイド本では「斜め右の砂利道」とあるが、「斜め左の舗装道」が正解。もう砂利道はない。
ずいぶん遠回りして、名鉄豊川線を越えたり、戻ったりする。日差しは強く、逃げ場がない。
チャリダーの外人がすれ違いざまに「コンニチワ!」とか声をかけてくるが、イラッとしてしまう。
のどかな田園地帯であるが、日曜の朝なのにリーマンも見かける。
いよいよ日陰がなくなってくる。
10時、御油の宿に入るが、もうグロッキー。高札場跡にベンチがあったので、20分ほど休憩。
10:16御油。
ここは地元があまり盛り上がっておらず、宿場町の面影がほぼない。
旅人引留女がどこにいたのかはまったくわからないが、本陣に行く前のこの短い区間も女たちが立っていたものと思う。
しばらく行くと御油松並木。
公園もあって整備されている。ここで休憩すればよかった。
10:47、赤坂。御油とは松並木を挟んでいるだけ。昔は賑やかだったんだろうな。
御油よりは整備されている。
広重の絵は宿の中なので、いまその跡を追うことはできない。
代わりに、絵の松であると伝承されている松の写真を撮る(宿は大橋屋と書いている人もいるが、正しくは村本屋)。
また歩きだすと、「よらまいかん」という休憩施設がある。
街道筋の休憩施設で休憩できた試しがない。
ただ名所旧跡に来てもらうなら、休憩施設ぐらい作らないと」感が強い。
ついでに町の宣伝もし、土産も売り、管理がいるので朝は10時から夕方16時まで、場合によっては入館料も取る、お役所仕事バリバリなのが多い。
とりあえず、トイレは借りる。よらまいかん。
11:30、国道1号バイパスに合流。道に面白味もないし、暑さが厳しい。
一時間前に休憩を取ったものの、この先コンビニもなく、休憩できそうな場所もない。
しかし何とか休憩したかったので、運送会社のトラック駐車場の片隅で15分ほど座り込む。
しばらくしてまた歩き出すと、大型セルフガソリンスタンドの「うかいや」がある。
休憩施設もあったので中に入ると、ガンガン冷房が効いている。最高。
お礼代わりにジュースを買う。
12:50、久しぶりのコンビニ。
暑くて食欲もないので、人生初のガリガリくんを食す。うまい。
13時頃になると、気温はあいかわらず高いけれども、日差しが少し傾いてくる気がするし、時折風も吹いてくる。
気が付かなかったが、50メートルぐらい前を(たぶん)20代の女性がずっと歩いている。
日焼け対策はバリバリだが、ときおり説明板に立ち止まり、あまりガイド本も見ずに的確に旧街道を歩いていく。
私は後をついていけば迷うことがない。
13:18、舞木の冠木門跡に休憩施設(といってもベンチ2つ)があるので、ここで足を休めてお握りを二つ食べる。
ふと、背後に人の気配を感じて振り返ると、そばで20代ぐらいの男性が立ってスマホを見ている。
彼に背を向けているわけにはいかず、座りなおして様子をうかがう。
と、特に冠木門に興味があるようには見えず、周囲を行きつ戻りつして挙動不審(お前が言うな)。
行ったかな?と思ってしばらくすると、またスマホを見ながら帰ってくる。
たぶん、ドラクエウォークかポケモンをやっているんだろう。
13:57、藤川。
さっきの女性は解説板をじっくり読んだりされるので、私は先に進んでいたが、休憩をとっている間い抜き返されて、また藤川で追いつく。
細い道に入っていくので、旧跡でもあるのかな?と思うと旧街道だった。
ガイド本見ながら歩いていると絶対迷っていた。でも彼女が間違えていない、ということは私のガイド本の見方が悪いのか?
藤川宿は整備されており、本陣広場で水補給する。
15時、乙川を渡る。水神社の位置がわからないので少し迷う。
さて、今日はどこまで歩こう。
宿は当初豊川稲荷に決めていたが、昨日だいぶ稼いだので岡崎が近い。
でも岡崎はシャワーがない。
さて、どうするか。
シャワーは絶対外せない。
岡崎の街道筋に銭湯があるので、そこに寄ることにする。
石鹸はないようなので、コンビニで調達する必要がある。
16時過ぎに岡崎の街中に入ってくる。
そろそろ休憩したい。
たぶん、一時間ぐらいで銭湯に着くが、ゆっくり風呂に入ったとしてもネカフェに入るにはちょっと早すぎる。
ネットカフェの入店は、明日の最寄の駅の始発から12時間前にしたい。
どこかで食事を取って時間調整してもいいが、食欲もなく、適当な店があるとは限らない。
たまたま岡崎市の健康保険施設(「岡崎げんき館」)の前を通ると、日曜日のこんな時間に開いていて、しかも人が出入りしている。
ここで休憩を取らせていただくことにする。
冷房が効いていて快適。
どうもプールがあるよう。
なんとかシャワーだけ貸してもらえたらありがたい(だめか)。
16:40、再度出発。
ここから岡崎二十七曲がりが始まり、掛川七曲りを思い出すが、あの比ではない。
思いのほか時間がかかり、だんだんと暮れてきて焦る。
途中、「乙川屋」といういい感じの鰻屋があるが、ここも立ち寄ることは叶わなかった。
ところどころコンビニに寄って小さいトラベル用石鹸を探すが、街中に入る売っていない。
どうするか。
荷物にもなるし、まあいいか。
17:35、龍城温泉到着。
休み。ガーン。
さて、どうする?
日は暮れてくるし。
まただいぶ歩かないとだめだけれど、離れたスーパー銭湯に行くか?
…もう他の選択肢はない。
17:48、中岡崎駅から愛知環状鉄道に乗る。
六名(むつな)駅から20分ほど歩くが、もう帰りは絶対歩きたくない。
18:10、葵湯到着。
これがすごく良かった。
広い露天、広い炭酸泉、広いサウナ、広い水風呂。
十分満喫し、19時に出てくる。
疲れが少しとれたのか、タクシーを呼んでもよかったがタイムロスとマネーロスが気になり、夜風にあたりながら来た道を帰る。
中秋の名月が綺麗。
19:28大門着。
10分ほど歩いてネカフェ、イン。
身障者用の広いトイレを使って洗濯し、20:05にすべて終了する。
はあ、長い一日だった。
食欲はわかないけれど、なんか食べておこうと思い、豚しゃぶソーメン(冷)をオーダー。
10分ほどでブースに持ってきてもらえ、便利。
ただ、レンジ飯だとはわかっていたが、豚の油が固まっていてこれはひどい。
21:30まで大相撲ダイジェストを見たあと、0時まで寝る。
2019年9月15日 (日) 37.4キロ64千歩
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