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2019年10月17日 (木)

2019年9月17日 (火)

2019年9月17日 (火) 愛知県名古屋市中区

0時頃、酔客で起きる。 
ツイッターを確認したあと、今日のルートを振り返り2時20分。
 
あとはネットを見て3:30から1時間ほど寝る。

トイレを済まし、5:20出発。
 
地下鉄5:34の始発を待つが、地下ホームの蒸し暑さったらない。 

たぶん、関東や関西では経験したことがないので、関東や関西では終電後に冷房を切ってないのではないだろうか。
 

極めて不快な状態ではあるが、ホームでは昨晩遊び疲れた始発待ちの若い人で溢れている。

久しぶりに電車に乗ると、少し胸焼けがする。
 
私は顔面神経のごく一部が切れていて、そのごく一部は未だに動かない。 
医者曰く、切れた直後の対応が重要で、しばらくたってからでは修復のしようもない、とのことである。 
 

美醜を気にする年齢でもないので致し方ないが、気のせい、に違いないのだけれど、こうやって毎日歩いていると、以前よりは少し動く「気がする」。 

たぶん、逆側の神経も疲れているから、両方同時に動いていないだけかもしれない。 

しかし皺の寄り方とか、わずかにいつもと違う気がする。

6:10桑名着。平日の6時だけれど、駅から浜まで人がいない。 

しいて言えばゴミ出しの人に会うのだけど、このあたりのゴミ出しはゴミの種類ごとに曜日が違うのではなく、一度に出して収集場所でコンテナごとに分別をしている。面白い。

6:40、七里の渡し口。誰もいない。
 
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7時過ぎ腹が減る。 
思えば昨日の夕方マックから食べていない。 

しかしガイド本によると、街道筋のコンビニはこのあと鈴鹿の手前までないようなので、Googleマップで探すと5分ぐらい街道を外れたところにある。 

久しぶりのセブンでおにぎりと飲み物を買う。

8:45、さすがに歩き疲れたので関西本線朝日駅で休憩。 

しかしここは無人駅で休憩できるようなところはない。 
マップで探すと、駅を抜けて山側に行くとすぐに公衆トイレ付きの公園がある。 

早く言ってよ。

このあたり、旧街道沿いは古くからの集落だけど、山側はニュータウンだ。  

一時間に2~3本だけど、電車が近付くと、主婦や学生さんが結構集まってくる。 
どんな地元なんだろう。

ずいぶん休憩して、9:20にリスタート。
あいかわらず今日も暑い。 
 
毎日4本も5本もポカリか、水かと飲んでいたが、さすがにそれも飽きてきた。 
10時頃、自販機で「キリンアミノサプリ」を買ってみる。これがうまい。

11時、2度目の休憩。海蔵川手前の多度神社横にあったベンチに座る。 

気が付くと、少し座ったまま寝ていた。
 
思えば、毎日日の出とともに歩き出し、日没まで歩き、ネカフェでは3時間ぐらいの睡眠しかとっていない。 

今回は特に暑さにやられている。 
体の疲労もたまりつつある、4日目だ。

20分ほど休み、11:24広重の四日市ポイント。
 
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この広重の絵は、なかなか趣き深い。 

寒々とした川と浦の合流点で、強い風に煽られ、旅人は外套を強く纏い、笠を飛ばされている。
今では浦は見えないけれども、情緒がある。 

実は上の写真、三滝橋ではない。海蔵橋だ。
実際の三滝橋からの風景はこちらだけど、どちらが趣きがありますか?

201909171149  
 
どちらも一緒? 

12時、四日市中心部を通過する。四日市は子入道くん押しである。
 
201909171154  
 
ミニストップをやり過ごした際、しまった、ソフト食べればよかった!と後悔したが、すぐにまたミニストップが出てきてソフトゲット。

さらに1時間歩くが、さすがに暑さと疲れに参る。 
 
13時、南日永のカヨーのそばに来る。 
あそこには冷房も、昼食もトイレもある。少し寄り道しよう。
 
そう思ったが、カヨーは大型センター過ぎた。 
もう、道路から駐車場を横切り、建物まで歩く元気もない。

しかたないのでその手前のシャディの自販機で水を買い、その駐車場で少し休む。 

店の人、お客さんから不審な目で見られるので、少し休んでまた次の休憩できる場所を探す。 

疲労はさらに困憊。  

さらに30分後、近鉄四日市線の泊駅の待合室で休憩。
騙し騙し歩を進める。

13:49、追分。
 
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ここで弥次喜多は左へ行ったのか。 
今回の旅で迷ったのは、ここを右へ行くのか、左へ行くのか、だった。
 
広重を追うなら右、十返舎一九を追うなら左である。
 
しかし京都に帰る、という目的がある。 
そこで今回は右に進路を取る。
 
日本橋から、広重の絵の場所プラス膝栗毛の描写を追ってみたが、後者を追うことは次第になくなった。 

結局あの本の面白さは東海道を背景にした風俗の面白さなので、場所を追っかけてもしかたがないのだ。

さて、今日は追分で逗留する予定だったが、まだ4時間歩ける。 
アミノサプリで補給しながら、歩を進めることにしよう。
 
でも次のネカフェはシャワーのない亀山になる。 
ここから先、風呂に入れるのは鈴鹿までない。 
何とか庄野まで歩けば、近くにJAが営業している銭湯がある。

しかしここからは本当にスパルタンだった。
道がバイパス沿いを歩くことが多く、ざらに30分ぐらいは休憩するところがない。

14:30、マックスバリュ采女店で少し涼む。 
またアミノサプリを買う。 
 
しばらく歩くと杖突坂という坂が出てくる。汐見坂以来だ。
 
なかなかの坂で、足が三重に折れる、という由来から三重県の語源とも言われている。
 
しかしこれでも、バイパス沿いを歩くよりはまし。
 
このあと、鈴鹿市に入るまでバイパス沿い。 
しばらく地道を歩き、15:20、オークワ鈴鹿木田店でまた休憩を取る。 

マックスバリュでも、店内では休めないようになっているので、涼んだ後は人気のない日陰のバックヤードで20分ぐらい休む。

16:10、石薬師。だいぶ暮れてくる。
 
Photo_20191013035101  Photo_20191013035102  
 
宿場町の様相はまったくない。 
写真の左側は駐車場になっていて、子供を迎えに来た車が長らく停まっていたが、動き出すのを待って撮影した。

すごくのどかな田畑を歩く。 
 
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なぜか露出が暗くてすみません。 

しかしそれも束の間、またバイパス歩き。 
おまけに歩道は雑草だらけ。  

この夏、誰も東海道を歩いてないらしい。
 
終盤のバイパスは最悪。 
20分ほど歩いて、16:48庄野着。 
 
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宿探索と写真は明日。一路銭湯を目指す。

ところが!ここで盲点があった。
 
マップでみると、ここから900メートルで12分の場所に温泉がある。
 
…しかし、誰も「平地」だとは言っていない。

しまった。しかしもう後戻りできない。
 
杖突坂よりキツい坂を登っていくが、坂のキツさよりも地元の車はカーブからビュンビュン飛ばしてくる。 

車なら、わずか1分の区間だ。これ、帰り真っ暗になったら、大丈夫か?

Photo_20191013035501 

17:10、何とか鈴鹿さつき温泉に到着。 
 
到着するなり受付で「駅への交通手段は何かありますか?」と尋ねる。 

「ない」。 
おまけに、 
「歩いて歩けないこともない」とのこと。 

あんた、歩いたことあんの? 
ここに来る人は、みんな車で来ている。せめて、タクシーの有無ぐらい教えて欲しかった。

ともかく、暗くなる前にと、急いで風呂に入る。 
設備は良かったが、帰りが気になって仕方がない。 

サウナで一緒になったおじさんに、JRへ出る方法を尋ねてみる。 
受付よりは親切だが、やっぱり方法はないとのこと。 

私の下心として「乗っていくかい?」を期待していたが、どうもダメっぽい。 
ともかく暮れないうちに降りていくことだ。 

17:37、駐車場で誰かに声をかけることも考えたが、無理そう。
 
薄暮の山中、すれ違う車はみな「人が歩いているよ!」という感じだった。 
黒っぽい恰好をしていたので、運転手から早く気づいてもらうように手ぬぐいを振り回したり、あまり道端に寄り過ぎないようにした。 
 
私よりも、私に気づいた運転手のほうが怖かったかもしれない。

何とか、峠を降りた。 
そこからでも駅まではずいぶん大回りで、学生がトボトボ歩いている。 
この辺はたいへんだ。 

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18:09加佐登駅を出て、18:19に亀山着。 

すると、駅を降りたところにタクシーが。 
今回は迷わずに乗り込む。 

18:24、ネカフェイン。
ああ、たいへんな一日だった。 
じっくり足を揉む。 
 
重い荷物はもう限界なので、鈴鹿越えの前にGパンとか着ない服は送り返してしまおう。 
 
荷造りをしていると睡魔が襲ってきて、19:30から22時まで寝てしまう。
 
おっと、晩飯を忘れていた。すぐそばの吉野家で鰻丼を食べ、またブースに戻る。
 
それから明日のルーティング。 

庄野から始めてどこまで行くか。 

関までは確実に行けるが、そこから山の中に入って戻ってこれるだろうか。 

坂の下まで行ってバスで戻る手あるが、これも本数の少ないコミュニティバスだ。 
新居の失敗もある。
 
今度は、歩いてカバーすることも難しい。
 
ふと、手元を虫が走ったような気がするが、気のせい?

23時、さっき荷造りした衣服類を持って受付に。 
コンビニから発送するが、ガムテは貸してくれないらしいので、ネカフェに頼むと気持ちよく貸してくれる。
 
そこから今日の振り返り。
 

2019年9月17日 (火) 33.5キロ 58,768歩

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