« 2019年5月 4日 (土) | トップページ | 'Abbey Road' 50th Anniversary Edition、 直前対策! »

2019年6月15日 (土)

2019年5月 5日 (日)

2019年5月 5日 (日)  静岡県掛川市

3時からまた横になる。

6時に出発。前編最後の快活は、本当に可もなく不可もなくだった。

西掛川の駅に上がる。美しい。

201905050612

6:17の始発に乗り、6:21掛川着。

20分ほどJRの待ち合わせがあるので駅前のローソンに入る。

何も食指が動くものがないが、サンドイッチと栄養強化型野菜ジュースを買って朝食。

6:50袋井着。

足の指はつらいが歩き出す。

ところがどこまで歩いても昨日のポイント(静橋北)が出てこない。行き過ぎ。

またバックして旧街道に戻る。昨日のルーティング通りに歩く。

「ど真ん中 西」

袋井西小学校でまた笑う。

少し迷ったものの何とか西編の地図に連結。

9時頃、旧見附学校脇で休憩。

近くにマックスバリュがあり、入店すると抜群にいい焼き芋の香り。

しかしどこを探しても焼き芋はない。

焼き芋機に電源を入れたら、こんな匂いがしたらしい。

磐田市内を歩いた後、11時前に天竜川に出る。

広重ポイント。橋の北側から撮りたかった。歩道がないんです。

5051056 Photo_29

新天龍川橋を渡り浜松市内に入るが、渡りきったところから旧道への道に少し迷う。

前を行く若いカップルも道を探しているようで、ついていく。

遠景だけども浜松アクトシティが見える。それでもグーグルマップで1時間半もかかる表示。

ということは実際には2時間以上もかかるということ。さすがに見附宿から2時間がたち、休憩もしたいし腹も減った。

こんな6メートルの旧道なのに、うなぎ屋のビルがある。
道を挟んで広い駐車場もある。
店の人が出て車を案内している。

11時に開店したばかりだけれど、家族の法要みたいな人がぞろぞろ入っていく。

少し行き過ぎて、少し悩む。

どっちみち浜松駅に着いたら、うなぎが食べたいと思っていた。

もう11時だし、腹も減っている。
ネットで調べると、悪くない。
こんな場所でこんな営業をしている店、まずいはずがない。

思い切って、入る。

テーブルは予約で、座敷に案内される。

次々と客が入ってくる。ここのうなぎの思い出を語っている客もいる。

長く待たされることもなく、うな重が運ばれてくる。

201905051130

まずいはずがない。
普段食べているような臭みなどまったくない。

外側はたれでコーティングされていて、中は口の中でほろほろと溶けていく。

ただ、私にはうなぎの良しあしがわかる舌を持っていないと悟った。

この1/3の値段で普段食べていることを思うと、それでも十分うまいのだ。

実は自分の顔の自撮りもしたのだが、9日間の日焼けでどっちが蒲焼きかわからなくなっていた。

キャッシュカードは使えなかったが、店員の対応も悪くなかった。
駐車場の案内をされている男性にお礼を言って、また歩き出す。

浜松バイパスをくぐる。

201905051208

これまで、こういうカットは撮ってこなかったが、今日は最終日なのでこんな余裕も生まれる。

昨日、日坂でしんどい思いをして、だんだん歩いていることの目的を見失ってきていることを自覚した。

保土ヶ谷まで歩いた、あんな新鮮さがやはり失われて、歩くことそのものが目的となり、到達することが目的になりつつある。

別にそれでもかまわないが、ちょっと見直したほうがいい。面白くないだろう?

旧街道はところどころに松を残している。

アクトシティは見えるのに、なかなか近づいていかない。
少しずつ街並みが整っていき、13:12馬込橋に来る。

浜松はお祭り。写真にも写っているが、法被姿の親子連れが行きかっていて、楽しそう。

5051312

広重ポイントだけれど、どのみち「浜」も「松」も今はなく、代わりにビル群があるだろうと思っていたので期待していなかったが、馬込橋から浜松城方向を見ると、やっぱりここに違いないと思う。

201905051313 Photo_30

同じ風景を求めなくても同じ場所にたって、広重の絵を偲ぶことはそれだけで楽しい経験だった。

さあ、一応今回の旅の目的はほぼ終えた。

ここで電車を見ると、13時39発である。あと30分もない。マップでは15分で行けるはずだが、ちょっと焦る。
 
重い足だが駆け足で、駅へ向かう。

街はお祭り。人も多い。迷いながら、地下道を抜けて13:30に駅着。

本来なら全然余裕だが、長距離きっぷを買わないといけない。

ICOCAで乗って、精算してもいいのだが、できればちゃんとしておきたい。

みどりの窓口に行くと、並んでいる。

Uターンのピークの日だものね。

ここはじっと待つ。慌てているのが駅員にも伝わる。13時37分、きっぷを買う。

ダッシュで構内に入り、売店でうなぎパイと水を買い込む。
この際、ICマネーは便利。トイレに立ち寄る時間はなかった。

滑り込みで快速に乗り、トイレのある先頭車両に移る。
ほっとして、無性にのどが渇き、買った水を飲み干す。

こうなると、トイレに行きたいとか思わないのが不思議。
思いのほか、車内は空いている。

201905051350

30分ほど乗って、豊橋で乗り換える。
これも問題ない。
トイレの前を陣取って、少し眠る。

名古屋周辺で多少混み出すが、思ったほどではなく、むしろ岐阜周辺のほうが混んでくる。

どうも、高山方面に登山やハイキングに行った人の帰りのよう。

16:39米原着。
これは何度か利用したことがあり、当駅始発の新快速なので楽勝、と思ったら、到着するなりみんな反対側のホームに人を押しのけて走る。
やっぱり行楽客とUターンか。

次の彦根から乗ってきた人はほぼ座れず、京都までラッシュ並みであった。
隣の男性も、独り登山帰りのようだった。

最寄り駅についたのは18時を少し回っていたが、明るかった。

駅前のローソンで、見附で逃した焼き芋を買って帰宅する。現実に引き戻される。

以上、前編(東編)の終わり。


5/5(日) 6:50-13:25 22キロ 38千歩

 

|

« 2019年5月 4日 (土) | トップページ | 'Abbey Road' 50th Anniversary Edition、 直前対策! »

東海道」カテゴリの記事

コメント

この記事へのコメントは終了しました。