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2013年5月10日 (金)

『ウイングス・オーヴァー・アメリカ』リマスター記念 ポールのアルバムについて 第8回「ロンドン・タウン」

Londonオーヴァー・アメリカ以降はやめてもよかったけれど、調子がいいのでもう少し続ける。
うーん、なかなかシャレオツなジャケットが数枚続いたのに、なぜかデニー・レインだけ合成画像みたいなジャケット。大減点。象徴的だね。

オーヴァー・アメリカで頂点を極めて、少し腰据えてアルバム作りをしただけあって、音はなかなかよい。でもオーヴァー・プロデュース、かもしれない。
やっぱり、前作から2曲ぐらいはこっちに入れて、ロンドン・タウンのコンセプトを統一すればよかったのに、と思ってしまう。そこはかとなーくバンド・オン・ザ・ランみたいなアルバムを狙った、というか最終的に3人になったからかもわからないが、ポールで行きたいのか、ウィングスで行きたいのか、でも結局ポールでしょ?というツッコミも予想される中、そこを混ぜてしまうとレッド・ローズ・スピードウェイやワイルド・ライフのようなことになってしまう気がする。

前作でいうところの“ Warm And Beautiful ”や、本作の“I'm Carrying”なんかはなあ…。“Famous groupies”や“Name and address”なんかは前作に入れたほうがいい気がする。そのかわり、“San Ferry Anne”と“She's My Baby”をこっちに入れて欲しい。タイトルに「ロンドン」を入れながら、“Children children”“Deliver your children”“Don't let it bring you down”のような土の匂いのする曲が散りばめられているし、“Cuff Link”なんか収録してはいけません。それ以外の曲は抜群にいいです。

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