アンオフィシャルなオフィシャル解説
リマスター音源検証本が出ていないか、と本屋に行く度に捜すけれど、どうも琴線に触れるものがない。そんななか、遂に「これだ!」というのが出た。ビートレッグの12月号だ。
まあ、マニア向きと言えばマニア向き、というかブート・ファン向きではある。もともとブート音源の細かい比較をやってる月刊誌だけに、こういう企画はおてのものなのだろう。
ブート比較雑誌がオフィシャルの新盤と旧盤の特集をやる、というのもオカシイが、そこはしっかりモノ、オリジナル・ステレオ、レギュラー・ステレオ(87年版)の比較に加えて、ブートにももちろん言及している(笑)。
さらにミニ・ドキュメンタリーの音源、同時に発売されたゲーム音源、果てドクター・エベッツの引退声明(!)まで約70頁に亘って特集している。
リマスター音源として取り上げられているのは110曲ではあるが、どれもなぜそのバージョンが良いか明白で、痒いところに手が届いている。ミニ・ドキュメンタリーの音源検証は胸のつかえが取れる思いだし、今後も他誌では取り上げられないだろう。“買い″である。
(惜しむらくは、ただ一箇所、“Maxwell's Silver Hammer″のところで、「リンゴの曲だから」とあるのは、“Octopus’s Garden”の取り違いであり、痛恨のミスである。)
頭に1,2,3,…というジョンのカウントインが聞こえる。もちろん初登場。
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